ガンダムなどの人型巨大兵器が実際に存在する(兵器として有用である状態)ってどんなだろう(人型ロボットは戦闘にたいして無茶苦茶不利)と真面目に考えたのがガサラキで、都市戦や建物内での限定的な戦闘で尚且つ全高はそんなに高くないというものでした。
また、別の理由をこじつけたのはマクロスとエウレカセブンとエヴァで、マクロスの場合は、敵の宇宙人のサイズが巨大ロボットのサイズだったからそれに合う形で、というのと、エウレカセブンとエヴァの場合は、ロボットの素体になる未知の存在が人型をしていたからという理由でした。
で、自分も、オタクなので、同じように「どうやったら人型巨大ロボットが存在できるのだろう」という事を考えたりしています。
その前にひとつ何故人型が不利なのか。それは、戦闘に置いて圧倒的に
攻撃力>>>>>>> 守備力
だからです。
火薬の発明によって、銃ひとつ、砲ひとつで一気に守備が突破されてしまう。だから、圧倒的に装甲の厚い兵器(戦車)か圧倒的に早い兵器(飛行機)か圧倒的に被弾箇所が少ないデザイン(動物など)に兵器デザインは収束していきます。これはどうしても仕方ない。
逆に言えば、人型ロボットが存在するには
攻撃力=守備力
の状況を作ってやればいい。
実際の歴史上の戦場で思い起こされるのは火薬以前の重装歩兵などの時代。銃が発明される以前の時代。分厚い鎧を着て剣を通さない(なので、モーニングスターのような重い武器で鎧ごと押しつぶす武器が産まれた)
つまり、何らかの理由によって、飛び道具が使用できない状況を設定すれば人型ロボットが活躍できる余地が産まれます。ガンダムのミノフスキー粒子とかそのための設定ですね。
ほか、ガンダムではバンバン撃ってますけれどもコロニーの中では銃を使うとコロニーが崩壊してしまうから使えない、という設定もありだったと思います。
(ただ、それでも、兵器のデザインに人型を選ぶ(2足歩行)メリットはあんまりない。車輪早いからね。無限軌道の走破性はすごいからね。)
そして、それを踏まえて、自分が考えたのは、超技術によって
攻撃力=守備力
になる状況が作られるというもの。夢の新素材。
具体的には『電気を通すことによって、カーボンナノチューブの数万倍の引っ張り強度(&せん断強度) を持つ繊維』というもの(これによって軌道エレベーターの建築も可能になったいう設定付き)で、これによって、攻撃力=守備力となり、また、ロボットが車輪でなく二足歩行の理由もできた。
超強力なゴムの鎧でなんでも跳ね返すっていうイメージ
その繊維を、筋肉のように使ってロボットの手足を動かす。電気によって引っ張り力を持つので、その繊維でロボットの外殻を構成することによって、鎧と動力を兼ねることができる。(引っ張り力を回転力に変えて車輪にすることもできるが、そこは以前の素材なので、強度が弱い部分ができてしまう)
その素材を破壊するには、超近距離で高熱の刃で焼き切るしかない。やった!ロボットチャンバラです。
そういう設定を考えたりしますね。オタクだから。そして、その素材があるとどういった技術とそれによってどういう社会が成り立っているのか、そういうのを考えたりします。
いつか、この設定を使って、何か描きたいと思っています。